遺物展示室

鷺山仙道遺跡出土坩堝(るつぼ)

遺跡  鷺山仙道遺跡 
場所  岐阜市下土居字乙井
時代  戦国時代
大きさ  口径3cm・高さ9cm
解説 坩堝とは金属の原料を溶かすための道具です。この坩堝には、取手が2ヶ所に付き、また口縁部は胴部に対して小さいことから、飛散しやすい金属の溶解に使用していたようです。内面は肉眼では何もついていないように見えますが、分析の結果、亜鉛が多く検出されています。形態、使用方法ともに注目できる遺物です。鷺山仙道遺跡では、写真の他にも、銅製品の鋳造作業に関連した遺構や遺物が多く見つかっています。