ばくだんにまけなかったイチョウの木
これだけ 大きな きずを うけたのだから
かれてしまうのではないかと、みんなは
しんぱい しました。
けれども、よく年には 新しい めが
出ました。
数年後には、青い はを しげらせましたが
実は ひとつも つきませんでした。
「オスだから 実が ならないのだ。」
「こんな 大きな きずを うけたのだから
実が ならないのだ。」と
このイチョウの 木を 見る 人たちは
話しあいました。